「日常生活の支え手:自助具で自立した生活を!」
- 2023.11.30
こんにちは、ささえりあ保田窪です。
突然ですが、みなさんは病気やケガにより思うように身体が動かなくなってしまった場合、どのような日常生活を送りたいと思われますか?
誰かに介護をしてもらいながら生活したいと思われる方もいらっしゃれば、自分でできるように工夫しながら生活したいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
自助具とは、病気やケガなどによる身体の麻痺や動かしにくさ、加齢による身体機能の低下を原因とする動作の困難さを補うために使用する道具のことです。
日常生活といっても、食事、入浴、排せつ、更衣、外出などいろいろな場面があります。
場面に合わせた自助具を使用することでこれまで自分自身でできないとあきらめてしまったことや、手助けが必要なことが自分でできるようになります。
そうすることで生活の幅が広がり、精神的にも積極性が出てくるなど自立した日常生活を送ることができる効果が期待されます。
食事を例にとると、うまく箸やスプーンが持てなくなり、食べこぼしが多くなると食事をすることが嫌になり、食事したくないと思うようになります。
食事量が低下することで体力の低下や日常生活動作(ADL)の低下につながることも考えられます。
そんな時に持ち手を工夫した箸やスプーンを使用することで時間はかかっても自分で食べられたりすると、食べる喜びや生きる喜びにもつながることが期待されます。
誰かに必要な介護をしてもらうことも大事ですが、自分のペースに合わせた日常生活を送りたいと思われる方が多いのではないでしょうか。
もし、これまでできていたことができなくなってしまった場合には自助具を活用するということも選択肢の一つとされてはいかがでしょうか。