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【医師コラム】「ルールを守ることの大切さ」

みなさんは「ルール」と聞くと、どんなイメージを持たれますか?
少し堅苦しい、自由が制限されるもの…そんなふうに感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、ルールには「みんなが安心して、気持ちよく過ごせるようにする」という大切な役割があります。

 

例えばサッカーの試合。ルールを守らずに手を使ってしまえば、試合そのものが成り立ちません。
ルールがあるからこそ、選手も観客も楽しむことができるのです。

 

私たちの暮らしや医療の現場も同じで、ルールを守ることで信頼が生まれ、安心して過ごすことができます。

 

私たち医療者にとってルールを守ることは、患者さんの安全を守るための基本です。
そして同時に、患者さんやご家族に「ここなら安心できる」と思っていただくための信頼の土台でもあります。

 

また、ルールを守ることは「自分自身を守ること」にもつながります。
決まりに沿って行動していれば、もし思わぬトラブルが起きても、その責任を一人で背負うことはなく、周囲と支え合うことができます。

 

ルールは窮屈なものではなく、「みんなが安心して暮らせるための知恵」です。

 

一人ひとりがルールを大切にしながら、互いに気持ちよく、そして幸せに共存できる社会を目指していきましょう。

 

副院長 兼 リハビリテーション部長 兼 回復期リハビリテーション病棟長
山口 祐二