病院長あいさつGREETING

病院長 鶴田 豊
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していただき誠にありがとうございます。
医療法人社団鶴友会 病院長あいさつ
私たちはいま、VUCA(不確実・不安定・複雑・曖昧)の時代と呼ばれる、目まぐるしく変転する予測困難な社会に生きております。少子高齢化や人口減少、社会保障制度の変化など、医療・介護・福祉の在り方が根底から問われる状況となっています。医療法人としての責任と存在意義も、これまで以上に変化と進化が求められています。
このような状況下で、当法人は2040年に向けての中長期計画を策定し、持続可能で、かつ地域に選ばれる医療・介護・福祉の姿を描きました。今年度はその「未来への第一歩」を実行に移す年度と位置づけています。
私たちが目指すのは「つながる力」と「変わり続ける力」
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地域の命と暮らしを守る「多職種連携」の深化
病院・介護・在宅支援の枠を越えた連携をより強固にし、切れ目のない支援体制を通じて、地域に暮らす一人ひとりの生活に寄り添います。
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外来から在宅・施設へとシフトするケアモデルの推進
通院が難しい高齢者が増えるなかで、在宅診療・訪問看護・介護の連携体制を強化し、自宅で「最期まで安心して過ごせる」支援を充実させます。
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デジタルと人の力をかけ合わせる医療・介護DXの実装
ICTやAIの活用を進め、「人にしかできない支援」に集中できる環境を整え、働きやすく、利用者にとって質の高いケアを実現します。
私たちは単に病気を治すだけでなく、「暮らし全体を支える存在」として地域に根ざしていきます。そのためには、制度の変化や社会の要請に受け身で対応するのではなく、常に「今、何が地域にとって本当に必要か」を問い続け、挑戦を重ねる姿勢が欠かせません。
そして何より、法人を支えるすべての職員が誇りを持ち、自らの仕事に意味とやりがいを感じられる職場づくりが、私たちの土台です。
本年度も、「笑顔」「暮らし」「自立支援」をキーワードに、地域の未来をともに創ってまいります。どうか今後とも、皆さまの変わらぬご支援とご指導、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。