「心と身体の健康管理を見直す5月 ― チーム医療と笑顔がつなぐ職場の力 ― 」
- 2025.05.14 | 医師コラム

新年度が始まって1ヶ月。新しい職場環境や人間関係にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
5月は気温や湿度の変化が大きく、体調だけでなくメンタルバランスも崩しやすい時期です。
医療・介護の現場においては、私たち医療従事者自身が健やかであることが、患者さんやご利用者、ご家族への“質の高いケア”につながります。
忙しい日々の中でも、「まずは自分を整えること」、そして「チームで支え合う意識」が、医療の質を大きく左右するのです。
先日、通勤中に交通事故現場に遭遇しました。連携センターの職員がすぐにリーダーシップを発揮し、冷静に救急対応を行っていました。
日常業務に限らず、地域社会の中でも頼られる存在として「チーム医療」の力を実感する瞬間でした。
今月は、「ありがとうを言葉で伝える」「誰かの良いところを見つける」といった小さな目標を立ててみませんか?
それが、笑顔があふれる職場づくりや、「ここで働きたい」と思える環境づくりにつながります。
変化の多い時代、制度や働き方は変わっていくかもしれません。
ですが、人と人との信頼関係、職場の文化や支え合いの精神は、私たちが守り育てていくべき大切な価値です。
前向きな気持ちと笑顔を忘れず、今月も一緒に頑張っていきましょう。
病院長 鶴田 豊