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「尿の色が示す健康サイン:色でわかる健康チェック」

  • 2023.11.11

 

こんにちは、鶴友会訪問看護ステーションです。

 

尿の色って、日常生活ではあまり意識することがありませんよね。
しかし、実は尿の色は健康のバロメーターとも言える大切なサインなんです。
今回は、尿の色が示す健康サインについてご紹介します。

 

健康な人の尿は淡黄色から淡黄褐色です。
この色は、尿の中に含まれるウロビリンという代謝産物によるものです。ウロビリンは常に一定の量が排出され、尿の色を決定づけています。

 

水分摂取量が多いと、体内の水分量を一定に保つためにたくさんの水が尿として排出され、その結果、尿の色は透明に近い色になります。
逆に、水分摂取が少ないと尿は濃くなり、黄色から褐色に変わります。

 

ただし、朝の早い時間に尿の色が濃いのは正常です。
睡眠中は尿量を減らす仕組みが働き、尿を濃縮させています。
また、ビタミンB2などを含むサプリメントを摂取した場合、尿は本来の色よりも鮮やかな濃い黄色になることがあります。
この変化はビタミン剤の色ですので心配ありません。

 

しかし、尿の色が上記の範囲を超える場合、それは健康に関するサインかもしれません。
例えば、尿が水様透明、白濁、褐色、赤色、赤褐色などに変わることがあります。
このような変化は、腎臓、尿管、膀胱、尿道に関連する重要な病気のサインかもしれません。

 

特に、血尿に気づいたら、その原因を早急に確認するために病院へご相談ください。
血尿は肉眼的には尿が赤く見えることもありますが、顕微鏡的に血液が混じっていることもあります。
尿が血液と混じっている場合、それは腎臓や尿路に何らかの問題がある可能性を示しています。

 

尿の色をチェックすることは、自身の健康を理解し、早期に問題を発見するための簡単な方法です。
日常生活で尿の色をチェックし、健康に気を付けるポイントとして活用してみてください。
お身体の変化に気づくことが、健康の維持に繋がります。

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