2021年8月に日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021が発表されました。

嚥下調整食とは、摂食・嚥下障害者を対象とする、物性や食形態を重視した食事の総称で、摂食・嚥下機能の評価レベルに対応する嚥下訓練食、嚥下食、介護食の3つで構成されます。

これらを段階的に使用することで、機能回復のためのリハビリテーションが可能になります。また、口から食べることで人間としての品位と尊厳を回復させる原動力になる食事でもあります。

当院では従来、嚥下障害に対してやわらか食にトロミあんをかけるなど個別で対応しておりましたが、2021年10月から嚥下調整食4を導入いたしました。

【※実際の嚥下調整食4の写真】

導入時、18.8％の割合で嚥下調整食4を提供、その後誤嚥所見なく、継続して提供を続けています。